白亜の建物を眺めるていると、見学したい気持をかきたてられます。
駆けつけたガードマンは私に詰め所まできてくれとのこと、真面目そうな
青年でした。Tea Research と印刷した私の名刺を差し出し、紅茶の研究でス
リランカへ来ています、立派なこの施設を是非見学して帰りたいと伝えま
した。
若いガードマンは同僚と打合せながら、本部へ電話を掛け相談してくれ
ました。しばらくすると折り返し電話があり、「当研究所のディレクタ
ーが直接面会しますので、そこで許可を取ってください」と伝えて来ました。
これを聞いたときはとてもうれしかった。
ガイドさんを駐車場の車内に残し、私は若いガードマンの先導でディレクター
の部屋に案内されました。植民地時代の名残なのか清潔で広々とした廊下、木
製の大きな扉に真鍮でChairmanの文字、次の扉がDirectorの文字、一緒に歩
きながらガードマンがとても緊張しているのが分かりました。
部屋の前で待つこと15分、美しい秘書が呼びに来ました「Come on 」、こういう仕来たりもみな私には新鮮に映ります。植民地時代の映画のセットの中に自分が入り込んだような不思議な気分です。
ドアを開けると広い部屋、大きな机、さすが研究所ナンバー2 の風格があります。初めましてのご挨拶、サラット・アベイシングさん。セイロン紅茶が好きでその研究のため日本からきましたと自己紹介。話し易い方で直ぐ仲良くなりました。日ごろ疑問に思っていた点を順次質問し、分かり易い説明を戴きました。もちろん見学許可も戴きました。
美味しい紅茶をご馳走になった後、ディレクターが呼んでくれた案内人(工場主任)と共に構内の製茶工場棟へ向かいました。
<参考資料:紅茶研究所>
Brief History
Tea Research Institute (TRI) was established in 1925 by government ordinance. From 25 to 1957, it was an arm of the Planter’s Association of Ceylon. From 1957 it has been a Government institution. At present, the TRI operates in terms of the Tea Research
Contact Persons
Chairman, Dr. S.S.B.D.G. Jayawardane
Director, Dr. I.S.B. Abeysinghe
本部の他に五つの研究所ブランチがあります
最近のコメント