ワクワクするようなこと やってみたい
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リプトン卿が開いたウバの茶園

 紅茶は文化、大人の味
 紅茶の味は良く分からん、安いティーバッグの紅茶で十分だなんていう人にときどき出会います。嗜好ですからご意見を否定するつもりはありませんが食わず嫌いという言葉もあります。例えばビール、子供の頃はなんとまずい水だろうと思ったものですが成長と共に受けいれるようになりますね。年齢と共に言葉にしがたい味覚の基本パターンを脳が学習、さらに高度な味覚は繰返し経験すゆことや比較を通し徐々覚え、微妙な甘味、渋み、苦味、香りを識別できる能力が付く、磨けば磨くほど高い感性として到達できるのではないかと想像します。
 

  景色のいいハプタレ、山肌にそびえるダンバテンの工場
 景観の良いことで知られるウバのハプタレ、条件がよければ遥か彼方海辺の灯台が見えるのだとか。ハプタレの街から車がやっと1台通れるような細い道が続きます。道の上も下も茶畑、点在する製茶工場を結んで延びる道。

写真の右端の小さく見える建物、これから訪問するダンバテン工場


 

 ダンバテン・グループの看板

 道路を走りぬけ三つ目の工場に差し掛かる手前にダンパテン・グループの看板を見つけました。看板の上を良く見ると茶木が植えられています、茶畑です。傾斜地にある茶畑の茶摘労働がどれだけ大変なことなのか、この写真でも分かるような気がします。ここはリプトン卿が拓いた茶園で、山の上に彼が思い耽った眺めの良い場所があり、リプトン・シートと名づけられているそうです。結構登るのはキツイ道のりとか、でも一度座って当時のリプトン卿のしぐさを真似るのも楽しそうですね。(最下段にVTRを添付しました、ご覧下さい)


しゃれた石の看板・イイネ


 

  
 水分を抜く萎凋(イチョウ)作業

 摘み取った茶葉は工場の2階、3階に設置された萎凋棚へ広げます。1本の棚に500kgからの茶葉が入り送風により水分を43%飛ばします。その処理時間は8時間から12時間、雨季・乾季、雨の中で摘んだものかなど条件により時間が変ります。見学の最後で工場長に良いお茶を作るために最も重視されていることは何かと聞いた折、萎凋だとの答えを戴きました。自然の姿で萎凋(=しおれさせる)ができること。つまり折れ曲がったり黒くなった葉が混じっていたのでは味を落とすことになる。

写真を見ていると生茶葉の香りが漂ってきます


 

★★★★★
リプトンシート登頂VTRご紹介:YouTube