元気が出る? フルーツの王様ドリアンの甘味
フルーツの女王はマンゴスチン、フルーツの王様はドリアン。いずれもスリランカの最盛期は7,8月、私が訪れた10月始めは時期はずれになっていました。ステイ先に到着するなりフルーツをチェック、バナナ、パパイヤは一年中収穫できる、私が好きなアボカドは旬だとのこと。ドリアンはフィニッシュだといわれた。しかし奥様がドリアンを見つけてきました、地元ジャエラのスーパーKeellsで売っていたと。熟しているせいかあの匂いは弱く気になりません、クリームのような甘い果肉が口の中に広がって、「本当に果物の王様だね」と食べました。
揉んで捻って茶葉からエキスが滲み出る
さて前回は摘み取った生茶葉を萎凋(イチョウ=しおれさせる)棚に入れて水分を飛ばすお話をさせていただいた、その続きを手短に見て行きましょう。工場がどのような処理で製茶をしているか、品質の高い紅茶を製造するため各工場がしのぎを削るノウハウです。萎凋の次は揉捻です。ローリン・グマシン(揉捻機:写真下)で20分ほど揉みます。茶葉はねじられ壊れた細胞からエキスが染み出てしっとり湿った状態になります。
砕いて細かくするロータバン
ローリング・マシンで揉んだ茶葉を、今度はロータバンという機械を使って細かく切り刻みます。細かい葉の紅茶にするためです。近年、紅茶もティーバッグの需要が多くを占めるように変化してきたため、工場が細かい葉のBOP(ブロークン・オレンジ・ペコ)などを製品の主流にしているためです。写真(下)右側の機械がローターバン、回転するスクリューで押し出し、回転する刃で細かくします。
玉解き機で茶葉のサイズを揃えます
ロータバンで切り刻んだ茶葉は次にふるいに掛け小さい茶葉を選別して行き、残った大きな茶葉は再度ロータバンに掛けます、その後また選別。こうした処理を4段重ね、製品を取り出します。もちろん4段目より1段目でふるい分けた茶葉の方が高級品です。
これはセミ・オーソドックス法とも呼ばれ、伝統的な方式をマーケットが求める細かい茶葉の生産に合わせています。
この後は棚で醗酵処理、乾燥、ゴミ採りを経て製品になります。
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紅茶の王様は?
果物に王様があるように紅茶の王様はどれか、私はクオリティー・シーズンに採れたウバ茶を推薦したいです。ミントの香りの強い個性、一度飲んだら忘れない味ですから。ここダンバテンの創業者リプトン卿はどのような紅茶を作りたかったのか興味深いテーマです。誰か彼を知る人物がいれば会って聞いてみたい。
【写真より】
創立者:トーマス・リプトン卿
創立年:1890年
全 長:345フィート (100.5m)
標 高:1566m
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