紅茶って本当にカフェインが強い?
よく耳にする紅茶はコーヒーよりカフェインが多く含まれているとか。しかし飲んだ感じではそうは思えません。喫茶店で「コーヒーのお代わりはいかがですか」と言われても私は一杯で十分。しかし紅茶は最初から二杯分が用意されてます。
NETで調べていたら次のような資料が見つかりました。
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★飲料に含まれるカフェインの比較★
植物・飲料 カフェイン 6オンス(180ml)飲料中
含有率 平均カフェイン含有量
ガラナ・シード 4~8% 200~400mg
コーヒー 1~2.5% 100~250mg
マテ・リーフ 0.7~2% 50~100mg
紅茶 2.5~4.5% 10~60mg
チョコレート 0.25% 13mg
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この資料で見る限り、淹れた紅茶のカフェインはコーヒーの半分以下でしょうか。コーヒー豆、茶葉に占めるカフェインのポイント数が、茶葉の方が高いのを見て早合点した結果、紅茶はコーヒーよりカフェインが多いと誤解したのかも知れません。
紅茶セミナーで聞いた話ですが、紅茶にはカフェインの興奮を鎮める成分も含まれているとか。喫茶店でコーヒーを注文した客はサット飲み干し元気になって出てゆく、一方紅茶を注文した客は腰を落ちつかせ、それなりの時間を掛けておしゃべりを楽しみ、やおら出てゆくのだとか、当っているのでしょうか。
良い萎凋処理から始まる美味しい紅茶作り
さて、紅茶探検隊は製茶工場で美味しい紅茶を作るために何に細心の注意を払っていますかと尋ねたことがありました。工場長の答は萎凋処理(ウイザリング)との事でした。萎凋処理は摘み取った茶葉を萎凋槽(長い箱)に入れ送風とかき混ぜで茶葉の水分を40%まで下げていくと同時に次の揉捻工程に耐えられる柔軟性を持たせます。萎凋は8~10時間も掛かる大変な作業です。
下の写真をご覧下さい。茶葉は揉捻機にかけられると捻った状態で揉まれるのですが、このときに茶葉が適切な柔軟性をもっていないと折れて壊れてしまいそこから醗酵のムラ、美味しくない茶葉ができそれが混じると全体の品質を下げてしまうのです。
茶葉を畑で摘み取り、袋に詰め工場へ運ぶ、この工程で折れた葉が沢山混入すれば同じように品質の低い茶葉になってしまうのだそうです。無造作に運んでいるように見える生茶葉の扱いにも細心の注意を払っているのです。
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