紅茶の香りをチェックするには、ポットの中に残った茶葉を嗅ぎます、ここには濃厚な香りが残っているといわれます。
実際に飲んだときの香りですが、鼻から吸い込む香りの他に、口から鼻に抜ける息がもたらす香りが大切です。
紅茶工場のテイスティング・ルームで教えて戴きました。まず一口軽く紅茶を含み、少し横に開いた口から強く息を吸い込みます。強すぎると紅茶が気管に入りむせてしまいますから、熟練が必要です。
吸い込むときに紅茶が霧状になって舌全体に広がる様に調整します。これは味覚センサーが舌の部位によって異なるため、満遍なく味覚をキャッチできるように広げているのです。そして鼻から息を軽く出します。
工場のベテランなら3秒で口に含んだ紅茶の品質を判定できるそうです。
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